XML+XSLTで画像(SVG)作成
XMLとXSLTの活用事例です。
 SVG(Scalable Vector Graphics)とは、XMLで記述したベクタ画像のフォーマットです。JPEG、GIF、PNG形式などのラスタ画像は、色のついたドットの集まりとして表現する形式であるのに対して、SVG、Flash、PDFなどのベクタ画像は画像の描き方をXMLで表現する形式です。画像の描き方とは、例えば「座標(x,y)を中心とした半径rの円を描く」とか「座標(x,y)を左上の角の座標として高さh、幅wの長方形を描く」といったことです。このような画像の描き方をxml形式で保存しますが、保存したファイルを読み込んで解釈し、画像として表示するには、それ専用のアプリケーションが必要になります。アプリケーションの一つ、Adobe SVG Viewerは、ブラウザのプラグインとして動作します。

 ここでは例として、アクセスログのデータを表すXMLファイルに、XSLTスタイルシートを適用することによって、SVG形式のファイルを作成してみます。XML文書にXSLTスタイルシートを適用した結果をファイルとして保存するために、msxsl.exeを使用します。

 まずは、アクセスログのデータを表すXML文書(data.xml)です。

 次に、上記のXML文書をSVGに変換するXSLTスタイルシート(style.xsl)です。

 上記の2つのファイルを実際に作成する際はUnicodeで保存して下さい。
 msxsl.exe、data.xml、style.xslを同じフォルダに配置します。そしてコマンドプロンプトでそのフォルダまで移動した後、次のように入力します。

   msxsl data.xml style.xsl -o result.svg

 出力されたresult.svgファイルは次のようなXML文書です。

 このresult.svgファイルを、Adobe SVG Viewerプラグインをインストールしたブラウザで見ると、下記のようなグラフが表示されます(下のグラフはプラグインがなくても表示できるように、JPEGにしてあります)。

アクセスログのグラフ


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