/etc/group ファイル
グループの情報が記録されます。
 Linuxにおいて、グループ名やグループIDなどのグループの情報は/etc/groupファイルに保存されます。
 このファイルには1行に1グループの情報が記録され、各行は「:」で4つのフィールドに区切られています。
図1

 各フィールドの意味は下表のとおりです。
フィールド   内容
1 グループ名   グループの名称
2 グループパスワード   暗号化されたパスワード(シャドウパスワードを利用している場合は「x」となる)
3 GID   グループを識別するための一意のID
4 グループメンバー   このグループをサブグループとするユーザーのユーザー名(複数の場合はカンマ区切り

 ユーザー管理コマンドでグループを作成したり、変更したりすると、このファイルに行が追加されたり、変更されたりします。

 第四フィールドは、そのグループをサブグループとするユーザーのユーザー名であることに注意してください。ユーザーの所属するプライマリグループは、/etc/passwdファイルの第四フィールドで確認できます。


ヒント
 ・現在はシャドウパスワードを使うのが一般的です。シャドウパスワードではグループパスワードを、一般ユーザーでも読み取り可能な/etc/groupファイルではなく、スーパーユーザーしか読み取りできない/etc/gshadowファイルに格納します。
 ・ユーザーにとっての基本となるグループをプライマリグループ、それ以外に所属しているグループをサブグループといいます。



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