mv コマンド
ファイルやディレクトリを移動します。
書式 mv [ オプション ] [ 移動元 ] [ 移動先 ]

オプション   内容
-f   移動先にある同名のファイルを上書きする
-i   移動先にある同名のファイルを上書きする前に確認する
-u   移動先のファイルのほうが新しい場合は上書き中止する

 mvコマンドはファイルやディレクトリの移動や名前変更を行うコマンドです。
 下記の例ではカレントディレクトリにある「test.txt」というファイルを、同じくカレントディレクトリにある「testdir」というディレクトリの中に移動しています。
実行例1

 ファイルを移動する際、移動先に(ディレクトリだけでなく)ファイル名を指定すると、移動と同時に名前変更することができます。
実行例2

 次はディレクトリの移動です。下記の例ではカレントディレクトリにある「a_dir」というディレクトリを、同じくカレントディレクトリにある「b_dir」というディレクトリの中に移動しています。
 「a_dir」ディレクトリの中にあった「a.txt」ファイルも一緒に移動されていることがわかります。
実行例3

 ディレクトリの移動において、移動先ディレクトリとして存在しないディレクトリを指定した場合は名前変更となります。
実行例4

 移動先として、存在しないディレクトリ「./b_dir/」が指定されているので、「./a_dir/」が「./b_dir/」に名前変更されています。


ヒント
 ・ディレクトリを再帰的にコピーするには、cpコマンドで-r-R)オプションが必要でした。また再帰的に削除するにはrmコマンドで-r-R)オプションが必要でした。mvコマンドにおいてはオプションなしで必ずディレクトリの中身も一緒に移動されます。



ファイル操作コマンド
cpファイルやディレクトリをコピー
lsファイルやディレクトリの一覧
mkdir空のディレクトリを作成
mvファイルやディレクトリを移動
rmファイルやディレクトリを削除
rmdir空のディレクトリを削除
touchファイルのタイムスタンプ変更
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