パイプ
コマンドの標準出力を次のコマンドの標準入力に渡します。
 標準入出力で説明しているように、コマンドの標準出力のデフォルトはディスプレイなので、実行結果は通常、ディスプレイに表示されます。
 パイプ|)を使うと、本来ディスプレイに表示されるはずの実行結果を、次のコマンドの標準入力に渡すことができます。

 例を見てみましょう。
 catコマンドの標準出力のデフォルトはディスプレイなので、実行結果はディスプレイに表示されます。
実行例1
図1

 一方、-wオプションをつけたwcコマンドを引数なしで実行すると、標準入力のデフォルトであるキーボードからの入力を受けつけるので、「This is a pen.」と入力しEnterを押します。その後、入力が終了したことを示すため「Ctrl + D」を押すと、コマンドの処理結果である単語数が、標準出力のデフォルトであるディスプレイに表示されます。
実行例2
図2

 これら2つのコマンドをパイプを使って連結し、本来ディスプレイに表示されるはずのcatコマンドの実行結果を、wcコマンドの標準入力に渡すことができます。
実行例3
図3


ヒント
 ・コマンドの実行結果をファイルに保存するにはリダイレクトを使います。
 ・コマンドの実行結果をファイルに保存するとともに、画面にも表示したい場合はteeコマンドを使います。



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