sort コマンド
行単位でファイルの内容をソートして表示します。
書式 sort [ オプション ] [ ファイル名 ]

オプション   内容
+<開始>[ -<終了>]   ソート基準文字列の開始位置や終了位置を指定する
-t   フィールド区切り文字(セパレータ)を指定する
-b   行頭の空白を無視する
-f   大文字と小文字を区別しない
-r   降順にソートする
-n   数字を文字ではなく数値として処理する

 sortコマンドは行単位でファイルの内容をソートし、標準出力(画面)に出力します。
 ソートをするからには、各行のどの部分を基準にソートするか(例えば各行の先頭1文字を基準にソートするなど)を指定しなければなりませんが、この指定方法がちょっとわかりづらいです。

 sortコマンドにおけるソート基準文字列の開始位置や終了位置の指定は、フィールドフィールド内での文字位置の両方を指定します。

 まずフィールドですが、これはTSVやCSVなどをそれぞれのセパレータ(タブやカンマ)で分割したときの各要素のことです。普通のテキストの場合はフィールド数が一つとみなすことができます。フィールドの指定は一番左のフィールドを「0」(その次を「1」、「2」…)とします。

 次にフィールド内での文字位置の指定ですが、これはフィールドの一番左の文字を「0」(その次を「1」、「2」…)とします。

 そしてこの2つの数値を「.」(ピリオド)で連結して指定します。
実行例1


ヒント
 ・デフォルトでは昇順にソートされます。
 ・終了位置を指定しないと文末までがソート基準文字列となります。
 ・終了位置を指定した場合、終了位置の文字の直前までがソート基準文字列となります。
 ・フィールドだけを指定し、フィールド内での文字位置の指定を省略すると、そのフィールドの先頭の文字が指定されたことになります。



テキスト処理コマンド
cat結合して表示(移動不可)
cut指定したフィールドを抽出
expandタブをスペースに変換
fmt指定した桁に整形
head先頭だけ表示
join共通フィールドで行を連結
less表示(移動可・改良版)
more表示(移動可・基本機能)
nl行番号をつけて表示
odバイナリファイル表示
paste共通の行番号で行を連結
pr印刷前の整形
rev各行で行末から行頭に表示
sortソートして表示
split複数ファイルに分割
tac末尾行から先頭行に表示
tail末尾だけ表示
tr文字列変換・削除
unexpandスペースをタブに変換
uniq重複行を取り除く
wc行数、単語数、文字数表示
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