シェルスクリプト講座
3 スクリプトファイルを表す変数へ - 4 戻り値を表す変数 - 5 引用符についてへ
 シェル上でlinuxコマンドを入力すると、終了時にシェルに対して戻り値が返されます。この戻り値はコマンドが正常に終了したかどうかを表しています。

 正常終了した場合の戻り値 : 0
 異常終了した場合の戻り値 : 0以外

 この戻り値は変数「$?」に格納されます。

 例えばlsコマンドを引数なしで実行するとカレントディレクトリ内のファイル一覧が表示されます。その後、「echo $?」と入力してみましょう。lsコマンドが正常に終了したことを表す「0」が表示されます。
実行例1

 次にカレントディレクトリに存在しないファイル名を引数としてlsコマンドを実行した後に「echo $?」と入力してみましょう。異常終了を表す0以外の数値(下の例では「1」)が表示されます。
実行例2

 シェルスクリプト内においてもこの変数が使えます。

 後述のifcaseなどの条件分岐と組み合わせることにより、ある処理の実行結果を「$?」で調べ、結果によって後続の処理を変更することが可能になります。


ヒント
 ・この変数は非常に有用なので是非覚えてください。



シェルスクリプト講座
0シェルスクリプトとは?・実行方法
1変数
2引数を表す変数
3スクリプトファイルを表す変数
4戻り値を表す変数
5引用符について
6testコマンド
7条件分岐if
8条件分岐case
9繰り返しfor
10繰り返しwhile
11関数
12ヒアドキュメント
その他のLinux関連コンテンツ
viをマスターしよう!
かんたん!アクセス権
テキスト処理コマンド
ファイル操作コマンド
ユーザー管理コマンド
ファイル検索コマンド


Yahoo!ブックマークに登録 Googleブックマークに登録 はてなブックマークに登録 livedoorブックマークに登録 deliciousブックマークに登録 Buzzurlブックマークに登録


トップ | このサイトについて | 管理者へメール | サイトマップ
Google www una.soragoto.net  
Copyright(c) 2009 - 2012 una All Rights Reserved.