Linuxは1つのシステムを複数のユーザーで共有できるマルチユーザーのシステムですので、システム上のデータをどのユーザーも自由に操作できてしまうとセキュリティ上、問題があります。
そこで、ファイルやディレクトリに対してどういった操作を許可するのかというアクセス権を設定します。
アクセス権には読み取り権、書き込み権、実行権の3種類あります。
ファイルやディレクトリに対して、3種類の権限が与えられた場合に可能となる操作を下記にまとめます。
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ファイル |
ディレクトリ |
読み取り権 |
ファイルの内容を読み取れるが、更新はできない |
ディレクトリ内のファイル一覧を表示できる |
書き込み権 |
ファイルの内容を変更したり、削除できる |
ディレクトリ内でファイルを作成したり、削除できる |
実行権 |
ファイルを実行できる |
cd コマンドでディレクトリ内に移動できる |
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上記の3種類の権限を、ユーザーごとに割り当てます。
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・アクセス権の設定はセキュリティの基本です。慣れてしまえばとてもシンプルなのでしっかりマスターしましょう。
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