ext2、ext3といったファイルシステムでは、通常の属性(パーミッションや更新日時など)のほかに、拡張属性を設定することができます。
ファイルの拡張属性を変更するには、chattrコマンドを使用します。
 |
chattr [ オプション ] 拡張属性 ファイル名 |
オプション |
内容 |
-R |
指定したディレクトリの中にある全てのファイルの属性を変更する |
|
拡張属性の指定は、「操作」、「属性」の2つを指定します。
操作 |
内容 |
+ |
属性を追加する |
- |
属性を削除する |
= |
属性を指定する |
|
属性 |
内容 |
i |
変更不可 |
d |
dumpコマンド実行時にバックアップの対象にしない |
|
また拡張属性を確認するには、lsattrコマンドを使用します。
 |
lsattr ファイル名 |
下の例では、ファイル「test.txt」に変更不可の属性を設定しています。
 |
 |
・属性「i」を設定・解除できるのはスーパーユーザーだけです。「i」を指定すると、ファイルの削除、名前の変更、このファイルを指すリンクの作成、このファイルに対するデータの書き込みが禁止されます。
|
|
|