かんたん!アクセス権
3 所有グループの変更へ - 4 アクセス権 - 5 アクセス権の数値表記へ
 ファイルやディレクトリにはアクセス権が設定できます。
 アクセス権とはパーミッションとも呼ばれ、どのユーザーに、どの操作を許可するのかという情報のことです。

 まず、「どのユーザーに」の部分ですが、Linuxではユーザーを下に示す3種類に分類します。(所有者および所有グループについては「1 所有者・所有グループ」を参照してください。)

 所有者
 所有グループに属するユーザー
 その他のユーザー

 次に、「どの操作を」の部分ですが、これもまた3種類あります。

 読み取り可能readable
 書き込み可能writable
 実行可能excutable

 3種類のユーザーそれぞれに、3種類の操作を許可するかしないかを設定しますので、3x3=9つの設定をすることになります。

 lsコマンドに-lオプションを使用すると、ファイル(ディレクトリ)のアクセス権を確認することができます。
実行例1

 上図の9桁の文字のうち、左3桁が所有者の権限、中3桁が所有グループの権限、右3桁がその他のユーザーの権限を表しています。
 各3桁の中の「r」は読み取り権限を、「w」は書き込み権限を、「x」は実行権限を意味します。
 所有者の権限は「rwx」となっているので、全ての権限が与えられていることを表しています。
 所有グループの権限は「r-x」となっていて、本来「w」の位置が「-」となっています。これは書き込み権限が与えられていないことを意味します。つまり、所有グループには読み取り権限と実行権限が与えられています。
 その他のユーザーの権限は「r--」となっているので、読み取り権限のみ与えられていることがわかります。


ヒント
 ・9桁のアクセス権を表す文字列の左の一文字(上の例では「-」)はファイルの種類を表します。「-」は通常のファイル、「d」はディレクトリ、「l」はリンクです。



かんたん!アクセス権
0アクセス権の概要
1所有者・所有グループ
2所有者の変更
3所有グループの変更
4アクセス権
5アクセス権の数値表記
6アクセス権の変更
7アクセス権の数値による変更
8SUID
9SGID
10スティッキービット
11デフォルトのアクセス権
12ファイルの拡張属性変更
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