ファイルやディレクトリのアクセス権を変更するには、chmodコマンドを使用します。
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chmod [ オプション ] アクセス権 ファイル名/ディレクトリ名 |
オプション |
内容 |
-R |
指定したディレクトリとその中にある全てのファイルのアクセス権を変更する |
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アクセス権の指定は、「対象ユーザー」、「操作」、「権限」の3つを指定します。
対象ユーザーは「4 アクセス権」でも記したとおり3種類ですが、「a」を指定してそれら3種類の全てのユーザーのアクセス権を一括で変更することもできます。
権限も「4 アクセス権」で記したとおり、基本的には3種類です。「s」や「t」は特殊な権限で「8 SUID」、「9 SGID」、「10 スティッキービット」でそれぞれ説明しています。
対象ユーザー |
内容 |
u |
所有者 |
g |
所有グループに属するユーザー |
o |
その他のユーザー |
a |
全てのユーザー |
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操作 |
内容 |
+ |
権限を追加する |
- |
権限を削除する |
= |
権限を指定する |
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下の例では、ファイル「a.txt」に対して、その他のユーザー「o」に、読み取り権限「r」を追加「+」しています。
次の例では、ファイル「a.txt」に対して、所有者「u」および所有グループに属するユーザー「g」から、実行権限「x」を削除「-」しています。
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