「4 アクセス権」では、3種類のユーザーに対して3種類の権限を設定すること、また、おのおのの権限は「rwx」などといった文字列で表現できることを紹介しました。
ここでは数値によるアクセス権の表記方法を紹介します。
数値によるアクセス権の表記では、下表のように権限を数値で表します。
権限 |
記号表記 |
数値表記 |
読み取り権限 |
r |
4 |
書き込み権限 |
w |
2 |
実行権限 |
x |
1 |
|
そして、3種類のユーザーごとに、与えられた権限を表す数値の和をとります。
例えば、所有者に与えられた権限が「rwx」の場合、「4」+「2」+「1」=「7」となります。
したがって、アクセス権の記号表記が「rwxr-xr--」のとき、数値表記は「754」となります。
 |
 |
・アクセス権の記号表記を2進数、数値表記を10進数のように考えるとわかりやすいかもしれません。記号表記「rwx」 → 全ての権限のフラグが立っている → 2進数「111」 → 10進数に変換する → 「22+21+20」 → 「4+2+1」 → 数値表記「7」
|
|
|