viをマスターしよう!
1 起動・終了へ - 2 モード切り替え - 3 文字の削除へ
 viエディタには「入力モード」と「コマンドモード」という2つの動作モードがあり、これらを切り替えながら使います。慣れると便利なことが多いのですが、初めのうちはよく混乱してしまいます。

 通常のテキストエディタのイメージに近いのが「入力モード」です。このモードではキーボードで「h」と押すと画面に「h」という文字が表示されます。
 一見あたりまえのことなのですが、「コマンドモード」で同じように「h」と押すと、カーソルが左に一文字分移動します。「コマンドモード」ではキーボードからの入力がviのコマンドとして解釈されるのです。

 今回はこれらの「入力モード」と「コマンドモード」の切り替え方法を覚えましょう。
 「コマンドモード」から「入力モード」にする方法は状況に応じていろいろあるのですが、最も基本となるのは「i」キーです。
 「入力モード」から「コマンドモード」に戻すには「ESC」キーを押します。

図1

 viを起動した直後は「コマンドモード」になっています。前回の「1 起動・終了」で紹介した、viを終了するコマンドは、コマンドモードで入力していたわけです。

 viエディタが現在どちらのモードになっているかは、画面の一番下を見るとわかります。
 「コマンドモード」ではここに何も表示されていなくて、キーボードから入力された内容(コマンド)がここに表示されていきます(コマンドによっては表示されない場合もあります)。
実行例1

 「入力モード」ではここに「-- INSERT --」と表示されていて、キーボードから入力された内容はカーソルのある位置に挿入されていきます。
実行例2


ヒント
 ・「i」は「insert」(挿入する)の「i」だと思われます。
 ・「i」以外の入力モードにするコマンドは「9 入力モードにするコマンドいろいろ」を参照してください。



viをマスターしよう!
0viとは?・vi環境構築
1起動・終了
2モード切り替え
3文字の削除
4カーソル移動・基本
5繰り返し・取り消し
6検索
7置換
8コピー・ペースト
9入力モードにするコマンドいろいろ
10カーソル移動・応用
11他のファイルを取り込む
12これだけは覚えたいvi設定
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