ここでは最も使用頻度が高いと思われる一行単位のコピーとペーストの方法を紹介します。
まず1行コピーです。現在カーソルのある行をコピーします。
一行コピー yy
次にペーストです。ペーストは現在のカーソル位置の上の行にペーストするか、下の行にペーストするかで下記の2通りとなります。
上ペースト P
下ペースト p
ここで注意したいのは、「yy」コマンドでコピーした場合だけでなく、「dd」コマンドで一行削除を行った場合にも、上記のペーストコマンドが使えるということです。「dd」コマンドを実行したあとにペーストコマンドを実行すると、「dd」コマンドで削除した内容が貼り付けられます。
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・「y」は「yank」(コピー)の「y」だと思われます。
・「p」は「put」(書き出す)の「p」だと思われます。
・例えば「3yy」と入力するとカーソルのある行とその下の2行、計3行コピーできます。viでは「yy」コマンドに限らず、コマンドの前に数値を入力すると、そのコマンドを数値の回数分繰り返し実行することができます。
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