viをマスターしよう!
2 モード切り替えへ - 3 文字の削除 - 4 カーソル移動・基本へ
 viを使い始めて意外とつまづくのが文字の削除かもしれません。文字の削除は基本的にコマンドモードで行います。
 まずは最も基本となる1文字削除です。コマンドモードで削除したい文字の位置に矢印キーでカーソルを合わせ「x」と入力します。

 1文字削除  x

 次は1行削除です。コマンドモードで削除したい行に矢印キーでカーソルを合わせ「dd」と入力します。

 1行削除  dd

 とりあえずこの2つをマスターしましょう。注意すべき点は必ずコマンドモードで行うということです。入力モードで「x」や「dd」と打つと、当然ながら「x」や「dd」と入力されてしまいます。

 私がviを使い始めたころ、文字の削除に「Backspace」キーや「Delete」キーは使えなかったと記憶しています(実際、「Windowsでviを動かす」で紹介した「JVim for Windows」ではそれらのキーが使えません)。
 しかし、Fedora Core release 5や、VMWare上のCentOS release 4.3などのviで調べたところ、一つの例外を除いてこれらのキーで文字の削除ができました。以下にまとめておきます。

Backspace
コマンドモード カーソルが左に一文字分移動
入力モード カーソルの左一文字削除
Delete
コマンドモード 一文字削除
入力モード 一文字削除

 例外はコマンドモードでのBackspaceキーです。


ヒント
 ・コマンドモードに戻るには「ESC」キーでしたね。
 ・例えば「3dd」と入力するとカーソルのある行とその下の2行、計3行削除できます。viでは「dd」コマンドに限らず、コマンドの前に数値を入力すると、そのコマンドを数値の回数分繰り返し実行することができます。
 ・余力がある方は、単語単位で削除できる「dw」コマンドも覚えましょう。削除したい単語の先頭にカーソルを合わせこのコマンドを入力すると、その単語が削除されます。



viをマスターしよう!
0viとは?・vi環境構築
1起動・終了
2モード切り替え
3文字の削除
4カーソル移動・基本
5繰り返し・取り消し
6検索
7置換
8コピー・ペースト
9入力モードにするコマンドいろいろ
10カーソル移動・応用
11他のファイルを取り込む
12これだけは覚えたいvi設定
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