「2 モード切り替え」では、入力モードにするコマンドとして「i」を紹介しましが、入力モードにするコマンドは他にもいろいろあります。
「i」による入力モードへの切り替えに慣れてきたら、状況に応じてその他のコマンドも使い分けられるようになりましょう。
「i」コマンドで不便を感じるのは行末への挿入ではないでしょうか?「i」コマンドだけだと行末にカーソルを移動して「i」を押し、矢印キーで右方向に1つ移動してから入力、といった手順を踏まなければなりません。
そんなときは「a」コマンドを使いましょう。「i」コマンドがカーソルの前に入力するのに対し、「a」コマンドはカーソルの後ろに入力します。
カーソルの前に入力 i
カーソルの後に入力 a
「Shift」キーを押しながらこれらのコマンドを実行すると、カーソルがどこにあっても、その行の行頭(または行末)に移動して、その直前(または直後)に文字を入力することができます。
カーソルを行頭に移動し、その直前に入力 I
カーソルを行末に移動し、その直後に入力 A
次に、新規に空行を作成し、そこに入力するコマンドを紹介します。これは使えるコマンドなので頑張って覚えましょう。
カーソル行の上に空行を作成し入力 O
カーソル行の下に空行を作成し入力 o
最後にカーソルの位置の1文字を削除し、入力モードに切り替えるコマンドを紹介します。
1文字削除し入力 s
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・「a」は「append」(付加する)の「a」だと思われます。
・「o」コマンドで、「Shiftキーを押せば上に、押さなければ下に」というのは「8 コピー・ペースト」で紹介した「p」コマンドと同じですね。
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