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more [ オプション ] [ ファイル名 ] |
オプション |
内容 |
-s |
複数の連続する空白行を1行だけ表示する |
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サブコマンド |
内容 |
Space |
下方向に1画面分スクロールさせる |
f |
下方向に1画面分スクロールさせる |
b |
上方向に1画面分スクロールさせる |
/<パターン> |
パターンにマッチする文字列を検索する |
n |
検索の次候補(下方向)に移動する |
q |
終了する |
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moreコマンドはページ単位でファイルの内容を表示します。
catコマンドと違って、ファイルの行数が長くて一画面に収まらない場合でも、上に示したサブコマンドを使って上下に自由にスクロールさせることができます。
moreコマンドのサブコマンドはviをベースとしています(ちなみに一画面スクロールはCtrl + f、Ctrl + bでもいけます)。
検索系のサブコマンドなども同じように使えますから、viに慣れている方には使いやすいと思います。
しかし、moreコマンドを改良したコマンドにlessコマンドがありますから、あえてmoreコマンドを使う理由はないような気がします。
moreコマンドではlessコマンドと違って、移動するのに「j」や「k」が使えなかったり、検索の前候補に移動するために「N ( Shift + n )」が使えなかったりと、viに慣れていると不便に感じることが多いです。
またmoreコマンドでは、ファイルの終端まで達するとそのまま終了してしまいます。
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・moreコマンドを改良して多機能にしたコマンドがlessコマンドです。
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