more コマンド
ファイルの内容を表示します(スクロール可・基本機能)。
書式 more [ オプション ] [ ファイル名 ]

オプション   内容
-s   複数の連続する空白行を1行だけ表示する

サブコマンド   内容
Space   下方向に1画面分スクロールさせる
f   下方向に1画面分スクロールさせる
b   上方向に1画面分スクロールさせる
/<パターン>   パターンにマッチする文字列を検索する
n   検索の次候補(下方向)に移動する
q   終了する

 moreコマンドはページ単位でファイルの内容を表示します。
 catコマンドと違って、ファイルの行数が長くて一画面に収まらない場合でも、上に示したサブコマンドを使って上下に自由にスクロールさせることができます。
実行例1

 moreコマンドのサブコマンドはviをベースとしています(ちなみに一画面スクロールはCtrl + fCtrl + bでもいけます)。
 検索系のサブコマンドなども同じように使えますから、viに慣れている方には使いやすいと思います。

  しかし、moreコマンドを改良したコマンドにlessコマンドがありますから、あえてmoreコマンドを使う理由はないような気がします。
 moreコマンドではlessコマンドと違って、移動するのに「j」や「k」が使えなかったり、検索の前候補に移動するために「N ( Shift + n )」が使えなかったりと、viに慣れていると不便に感じることが多いです。
 またmoreコマンドでは、ファイルの終端まで達するとそのまま終了してしまいます。


ヒント
 ・moreコマンドを改良して多機能にしたコマンドがlessコマンドです。



テキスト処理コマンド
cat連結して表示(移動不可)
cut指定したフィールドを抽出
expandタブをスペースに変換
fmt指定した桁に整形
head先頭だけ表示
join共通フィールドで行を連結
less表示(移動可・改良版)
more表示(移動可・基本機能)
nl行番号をつけて表示
odバイナリファイル表示
paste共通の行番号で行を連結
pr印刷前の整形
rev各行で行末から行頭に表示
sortソートして表示
split複数ファイルに分割
tac末尾行から先頭行に表示
tail末尾だけ表示
tr文字列変換・削除
unexpandスペースをタブに変換
uniq重複行を取り除く
wc行数、単語数、文字数表示
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